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    キューバ:3人の写真家の人生と芸術
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Alberto Korda
René Peña
Alejandro Gonzálezアルベルト・コルダ
ルネ・ペーニャ
アレハンドロ・ゴンサレス

彼女、私、そして彼らについて
キューバ:3人の写真家の人生と芸術

y gion
12:00—20:00(土)18:00|休:火曜日(4/30以外)

※ 中学生以下は無料

一般 ¥1000
学生 ¥800(要学生証提示)

いわゆる「キューバン・アート」には、キューバで制作されたか否かにかかわらず、この国の歴史や居住者のありとあらゆるドラマが詰まっている。芸術と社会と生活とが常に相互作用をもたらすように、アーティストたちは歴史が下した結末に抗えず、そしてそんな中でも自身のアイデンティティーを見出し、作品へと昇華する。「彼女、私、そして彼らについて」は、写真を通して歴史について考えるある種の手法であり、永続的に建築され続ける一国について描いた、終わることのない三部作である。

Alberto Korda

アルベルト・コルダ

アルベルト・コルダ「Norka in Studios Korda」ハバナ 1958年
© Alberto Korda courtesy of Estate Alberto Korda, Havana.

アルベルト・コルダ「Norka. Brisas del Mar」 ハバナ 1960年
© Alberto Korda courtesy of Estate Alberto Korda, Havana.

アルベルト・コルダ「Revolution Square」ハバナ 1962年5月1日
© Alberto Korda courtesy of Estate Alberto Korda, Havana.

「彼女について」
アルベルト・ディアス・グティエレス(通称コルダ)(1928年ハバナ ー 2001年パリ)は、キューバ革命のオフィシャルフォトグラファーでもあり、ファッションフォトグラファーとしても活躍した、キューバの社会・政治的側面が近代から現代への歴史的変遷を遂げた時代を最も象徴する人物の一人である。1959年のキューバ革命では、世界に開放的なメッセージを送るべく、その勝利の写真を戦略的に発信した。1960年に撮影されたチェ・ゲバラのポートレートでもその名を馳せる。革命前後の1954年から1968年にかけて、ファッションやコマーシャルフォトをきっかけに女性のポートレートを多数撮影。本展では、革命の激動性と、女性性の美しさという、対極にあるとも言える事象とその相関性を精力的にとらえたコルダの魅力に迫る。

René Peña

ルネ・ペーニャ

S-T / Untitled, 2008
© René Peña courtesy of the artist.

Dad, 2016
© René Peña courtesy of the artist.

S-T / Untitled (From the Series “White Things”), 2000-2002
© René Peña courtesy of the artist.

「私について」
1957年、ハバナ生まれ。社会主義が国際的に崩壊していく時代に多感な時期を過ごし、理想と現実とのはざまを目の当たりにしたペーニャは、個人と社会との関係性に重きをおき作品制作を続けている。
女性の装いも含まれるセルフポートレートを撮影し構築された各シーンは、彼自身の身体に含まれる思考の構造とも言える。それは誰かが定義した異性性への倒錯のようなものでなく、彼に運命付けられていた歴史舞台(ここでは彼の身体)に築いた彼自身の構造物とも言える。1990年代初頭から「Tales of the City」(1991年)、「Rituals and Self-Portraits」(1996年)、「Memories of the Flesh」(1997年)、「Burden and Blessing」(1998年)など数々の個展を開催している。

Alejandro González

アレハンドロ・ゴンサレス

アレハンドロ・ゴンサレス From the Series Re-construction. The Gray Five year period. 」1975; 2015
© Alejandro González courtesy of the artist and Estudio Figueroa-Vives, Havana.

アレハンドロ・ゴンサレス From the Series AM-PM, Havana, 2005.
© Alejandro González courtesy of the artist and Estudio Figueroa-Vives, Havana.

アレハンドロ・ゴンサレス From the Series Conducta impropia. Mi Cayito, Havana, 2008.
© Alejandro González courtesy of the artist and Estudio Figueroa-Vives, Havana.

「彼らについて」
1974年、ハバナ生まれ。独習のアーティストであるアレハンドロ・ゴンサレスは、19世紀のハバナにおける無常な自然や、不安定な時空間、個人を記録したドキュメンタリー写真の永続性に関心を抱いた。それまで誰からも語られることのなかった物語や社会区分に存在する空白に着目し、作品制作を続けている。ゴンザレスの作品は、政治的慣習に疑問を呈し、経済が生み出す幻想や目に見えない荒廃やデマゴーグ(扇動)を浮かび上がらせ、その独自の視点は「彼ら」の存在がなんたるかを私たちに語りかける。本展では、キューバ革命をダンボールで再現し撮影したシリーズ《Re-constructions(再構築)》(2012–2015年)と、LGBTを捉えた作品を展示予定。世界各国でも展覧会を多数開催し、シリーズ《Habana: Futre》(2005年)はフィンランド国際写真トリエンナーレ・LUMO’07にて展示され、その後《AM-PM》(2005年)が2006年の第9回ハバナ・ビエンナーレにて展示された。その他、2011年にパリのケ・ブランリー美術館にて展示された《不当な行為》(2008年)などがある。
クリスティーナ・ヴィヴェス(キュレーター)
1955年、ハバナ生まれ。ハバナを拠点とするインディペンデント・アートキュレーター、評論家。1994年に写真家のホゼ・A・フィゲロアと共に、キューバ初のコンテンポラリー・アートスペースの一つ「スタジオ・フィゲロア・ヴィヴェス」を創設。共著の詩集に『Memoria: Cuban Art of the 20th Century』(Ed. California International Art Foundation、ロサンゼルス、2002年)がある。1994年から1995年にかけてはロサンゼルスにてジャン・ポール・ゲティに学び、1989年、1990年、2007年、2009年、そして2010年にはキュレーション活動への国家賞が与えられた。また、コンテンポラリー・アートや写真に関する評論文を、国内外の雑誌やカタログに寄稿している。2011年には、ハバナ国内の絵画評論賞「Guy Pérez Cisneros」より特別賞を受賞。1986年から現在に至るまで、キューバやアメリカ、ヨーロッパにおける様々な展覧会のキュレーターを勤めている。研究論文書「Korda Conocido Desconocido」(シュタイデル、ゲッティンゲン、ラ・ファブリカ各社より刊行)も上梓する。最近の著書には『I Insulted Flavio Garciandía in Havana』(ターナー、2009年)、『José A. Figueroa. A Cuban Self-Portrait』(2010年)、『Nkame. Belkis Ayón(2010年)、『The Inevitable Space (on the work of Alexandre Arrechea)』(2014年)などがある。マイアミ・CIFOアート財団の諮問委員会であるキューバ作家団体(UNEAC)、そしてパリ・国際アート評論団体(AICA)のメンバーである。
y gion
〒605-0086 京都市東山区弁財天町19
京阪「三条」駅2番出口または「祇園四条」駅9番出口から徒歩5分

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