- 入場には「各種KYOTOGRAPHIEパスポート」か「限定無料チケット」のいずれかが必要です。
- 会場での各種チケットの販売はございません。
- 限定無料チケットは各日枚数限定の先着順となります(オンライン配布)。
限定無料チケットは4月初旬配布開始(予定)。
Viviane Sassen ヴィヴィアン・サッセン
PHOSPHOR|発光体:アート&ファッション 1990–2023
Presented by DIOR
In collaboration with the MEP – Maison Européenne de la Photographie, Paris
共催:京都新聞
助成:駐日オランダ王国大使館
キュレーター:クロチルド・モレット
セノグラファー:遠藤克彦建築研究所
KYOTOGRAPHIEは、ヴィヴィアン・サッセンの日本初となる大規模個展を開催いたします。本展は2020年から続くMEP(ヨーロッパ写真美術館 フランス パリ)とのパートナーシップの一環であり、2023年にMEPで開催されたヴィヴィアン・サッセンの回顧展の巡回となります。
本展では多様性あふれる十数のシリーズ作品を展示するとともに、過去作、未発表作品、ビデオインスタレーションなど、200点以上の作品を通じサッセンの30年にわたる創作活動の足跡をたどります。表層と深層、静謐さと力強さという両極で揺れ動きながらもそのあわいにある本質を浮かび上がらせることで、サッセンがいかに作品を繊密に作り上げていくかについて迫ります。
ヴィヴィアン・サッセン(1972年生まれ、アムステルダム在住)はファッションデザインを学んだ後、オランダのユトレヒト芸術大学で写真に取り組みました。1992年に卒業してからは、アーティストおよびファッションフォトグラファーとして写真に専心します。そうしてアートとファッションという異なる2つの領域を横断することで、作品における鮮やかな色彩、仕掛け、フレーミング、被写体へのアプローチにおいても異彩を放ち、唯一無二で多彩な視覚表現を生み出しています。
子どもの頃にアフリカで育ったバックグラウンドや、文学や美術史も、サッセンにインスピレーションを授けています。またシュルレアリスムの遊び心、曖昧さ、神秘性にも通じるものを見出し、作品にもその影響が見受けられます。死、セクシャリティ、欲望、他者──そのすべての関わりが、写真や映像、ペインティング、コラージュを組み合わせる作品群を構成するモチーフへと昇華されています。そうしてリサーチプロジェクトさながらに、サッセンは首尾一貫したコンセプチュアルな作品を生み出すことで、自身を捉えて離さない観念の深淵へと踏み入ります。サッセンの作品が持つさまざまな表情が、本展であらたに解き明かされることでしょう。
- 重要なお知らせ
-
・「限定無料チケット」の全日程分の配布が終了しました(5.4 Sat.)。
・入場には「各種KYOTOGRAPHIEパスポート」をご購入ください。
・本会場での各種チケットの販売はございません。
ご来場される方へ
バーチャルツアー
アーティスト
Viviane Sassen ヴィヴィアン・サッセン
1972年、アムステルダム(オランダ)生まれ、同地在住。ファッションデザインを学んだ後、ユトレヒト芸術大学(HKU)とアトリエ・アーネムで写真を学ぶ。彼女の作品は大規模な個展の対象となっており、「Lexicon」、Foto Kunst Stadforum(インスブルック、オーストリア、2017年)、「Umbra」、Deichtorhallen(ハンブルク、ドイツ、2017年)、「Umbra」、Museum of Contemporary Photography(シカゴ、アメリカ、2017年)などがある。サッセンは数多くのグループ展にも参加しており、2017年にピューリッツァー芸術財団、アムステルダムのライクスミュージアム、2018年に中国のCAFA美術館、2020年にサンフランシスコのマッケヴォイ芸術財団、2022年にヴィンタートゥールのフォトミュージアムなどがある。また、彼女の作品は2013年の第55回ヴェネツィア・ビエンナーレのメイン展示「The Encyclopedic Palace」で紹介された。2011年にはニューヨークの国際写真センター(ICP)のインフィニティ賞(応用/ファッション/広告写真部門)を受賞。2015年にはドイツ写真アカデミーからダヴィッド・オクタヴィウス・ヒル・メダルを授与された。また、出版物でも数々の賞を受賞している。
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アーティストツアー:ヴィヴィアン・サッセン 「PHOSPHOR|発光体:アート&ファッション 1990-2023」
京都新聞ビル地下1階(印刷工場跡)
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4.13
アーティストトーク:ヴィヴィアン・サッセン × クロチルド・モレット 「PHOSPHOR|発光体:アート&ファッション 1990-2023」
QUESTION 4F
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TIME'S
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パネルディスカッション「KYOTOGRAPHIEをめぐる空間表現」
京都 蔦屋書店 シェアラウンジ