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ERNEST COLE アーネスト・コール

SOUTH AFRICA IN FOCUS

House of Bondage|囚われの地

Supported by Cheerio
In collaboration with Magnum Photos

キュレーター:アンドレア・ホルツヘル
セノグラファー:team raw row inc.

京都市京セラ美術館 本館 南回廊 2階

10:00–18:00 休館日: 4月20日・27日、5月11日

※入場は閉館の30分前まで

大人: ¥ 1,000

学生: ¥ 500 (学生証の提示をお願いします。)

パスポートチケット、単館チケットの詳細はこちら

「黒人」写真家アーネスト・コールが遺した、南アフリカの アパルトヘイトを内側から捉えた歴史的記録を本邦初公開

アーネスト・コールによる写真集『House of Bondage(囚われの地)』(1967年)は、南アフリカの人種隔離政策アパルトヘイト体制下で、人びとがどのように日々を生きていたのかを、写真を通して見つめています。コールは長年に渡り秘密裏に取材を重ね、鉱山、病院、裁判所、警察署、刑務所、隔離居住区といった場所を撮影しました。むき出しの冷厳さを併せ持つモノクロームの写真群は、強制労働や監視の現実、人を貶める仕組みが、いかに日常のなかに組み込まれていたのかを静かに語ります。親密なポートレートと、事実を克明に記録した写真の連なりが、個々人の体験と、それを抑圧する制度的構造を浮かび上がらせるのです。静かな共感とごまかしのない明晰さでもって撮影された本作は、労働、移動、住居、法的強制といった支配のルーティンを描き出し、鑑賞者にいかに日常の場が人種的支配のために組み立てられていたかという現実を突き付けます。
 ひとつの連続した物語として構想された本作において、写真はもちろん、亡命先で書かれ1967年に写真とともに初めて発表されたコール自身のテキストもまた、欠かせない存在です。コールの文章には、分析的でありながらも怒りを宿した、切実な彼自身の声がはっきりと響いています。そして写真の背景を提示し、政治的な意義をより際立たせることで、これが単なる「中立的」な記録ではなく、抵抗の行為なのだとあらわにするのです。
本展では、アーネスト・コールの写真とテキストを併せて紹介し、『House of Bondage』の全体像にあらためて立ち返ります。写真と言葉が一体となった証言でもあり、告発でもある同作品は、アパルトヘイトに対する個人的かつ集団的な糾弾であり、フォトジャーナリズム史における重要な到達点ともいえるでしょう。
 現在の社会情勢においてアーネスト・コールの『House of Bondage』を展示することには、大きな意義があります。アパルトヘイト体制下での生を証言する極めて力強い写真のひとつとして、コールの勇気ある作品がもつ現在性をあらためて浮かび上がらせるだけでなく、南アフリカの歴史と、現代における自由と尊厳を求める闘いとを結ぶ、貴重な対話の場をひらくことでしょう。それは追悼であり、共鳴であり、大陸を越えて歴史をつなぎ留めると同時に、写真が持つ変革の力をあらためて私たちに思い起こさせるのです。

文:アンドレア・ホルツヘル

©︎ Kenryou Gu-KYOTOGRAPHIE 2026

Handcuffed blacks were arrested for being in a white area illegally, South Africa, 1960's. © Ernest Cole/ Magnum Photos

Students kneel on floor to write. Government is casual about furnishing schools for blacks. South Africa, 1960s. © Ernest Cole/ Magnum Photos

Segregation signage, South Africa, 1960's. © Ernest Cole/ Magnum Photos

Fees 入場料

大人: ¥1,000

学生: ¥500 (学生証の提示をお願いします。)

会期中1回、全会場に入場できる特別パスポートチケットもございます。
詳しくはこちらをご覧ください。

artist アーティスト

Ernest Cole アーネスト・コール

1940年南アフリカ、トランスヴァール生まれ。1990年、ニューヨークにて逝去。1967年に出版された記念碑的な著書『House of Bondage』で名を馳せる。コールの初期の作品は、黒人読者向け雑誌『DRUM』やニューヨーク・タイムズなどに掲載され、アパルトヘイトの実態を記録した。1966年、彼は南アフリカを逃れ、1968年にはアパルトヘイト政策下の南アフリカによってパスポートを剥奪された。北米に移り住んでからはストリートフォトに専念するも、1972年頃から生活が乱れ始め、写真家としての活動を停止する。ホームレス状態を経験する時期を経て、膵臓がんのため49歳で他界する。

Venue 会場

京都市京セラ美術館 本館 南回廊 2階

開館時間

10:00–18:00

※入場は閉館の30分前まで

休館日

4月20日・27日、5月11日

住所

〒606-8344 京都市左京区岡崎円勝寺町 124

アクセス

地下鉄東西線「東山駅」より徒歩約8分

京阪「三条駅」・地下鉄東西線「三条京阪駅」より徒歩約16分

アクセシビリティー

当会場はバリアフリーに対応しています。
当会場にはバリアフリートイレがございます。

スーツケースやバックパック等、大きなお荷物はロッカーへお預けください。
[10]ピーター・ヒューゴ:ヌード表現を含む作品がございます。ご鑑賞にあたり、ご留意ください。

現金・キャッシュレス決済でのお支払いが可能です。

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