開館中
ANTON CORBIJN アントン・コービン
Presence
Supported by agnès b.
With subsidy of the Embassy of the Kingdom of the Netherlands and the Mondriaan Fund
セノグラファー:小西啓睦(miso)
※入場は閉館の30分前まで
50 年以上にわたり世界の名だたる著名人たちのポートレートを撮影してきた 稀代の写真家の軌跡をたどるセレクティブ・レトロスペクティブ(選集的回顧展)
アントン・コービンの写真は、決して「完璧」とは言えないでしょう。粒子は粗く、ブレや歪みがあり、型破りな構図や形式的なルールから逸脱しているものもあります。しかし、コービンの作品のトレードマークとも呼べる粗々しいスタイルを生み出しているのは、まさにその「不完全さ」なのです。
アントン・コービンは1955年オランダのロッテルダム近郊にある保守的な村の牧師の
家庭に生まれ育ちました。音楽はコービンにとって、現実逃避の手段でした。「音楽は自由で刺激的な、素晴らしい世界を教えてくれました」とコービンは語ります。17歳のときに一家でオランダ北部の大都市に引っ越し、父親の古いカメラを借りて、街の広場で演奏するあるバンドの撮影を始めました。その写真を音楽雑誌に送ると、見事に採用されたのです。その後『New Musical Express』誌の専属フォトグラファーとなったコービンは、数十年におよぶそのキャリアを通じて、ミュージシャンやアーティスト、デザイナー、モデル、画家や文化人に至るまで、時代を代表し強い影響力を持つ人びとを撮影し続けました。
本展では、50年以上にわたるコービンのキャリアから、100点近い作品を展示します。初期のポートレートからスタートし、最後には1980年代にヨーロッパ各地の墓地で撮影した〈Cemetery〉シリーズが登場します。墓石からスーパースターまで、被写体は違ってもコービンは常に写真を通じて人間の深層心理や存在のありかを明らかにすることを試みてきました。「私の作品にはとても人間臭いところがあります」と彼は語ります。そして、その不完全さと粗々しいタッチこそが、被写体をかつてないほど生き生きとした姿で画面に焼き付ける力となっているのです。
©︎ Kenryou Gu-KYOTOGRAPHIE 2026
David Bowie, Chicago 1980 © Anton Corbijn
Kate Bush, London 1982 © Anton Corbijn
Fees 入場料
大人: ¥1,500
学生: ¥800 (学生証の提示をお願いします。)
会期中1回、全会場に入場できる特別パスポートチケットもございます。
詳しくはこちらをご覧ください。
artist アーティスト
Anton Corbijn アントン・コービン
1955年生まれ。写真家、映画監督、グラフィックデザイナー、映像作家。オランダの島にある小さな町に生まれる。 1979年、17歳のときに地元のバンドの撮影を始め、その後ロンドンへ移り、イギリスの音楽雑誌『NME (New Mu-sical Express)』の専属フォトグラファーとして活動した。これまでにニルヴァーナ、U2、デペッシュ・モード、ジョイ・ディヴィジョンなど、多数のミュージシャンのミュージックビデオを80本以上監督している。映画監督としても活躍し、主な監督作品に、23歳で急逝したジョイ・ディヴィジョンのフロントマン、イアン・カーティスの生涯を描いた『コントロール』(2007)、ジョージ・クルーニー主演の『ラスト・ターゲット』(2010)、故フィリップ・シーモア・ホフマン主演の『誰よりも狙われた男』(2014)『、ライフ』誌の写真家とアメリカ人俳優ジェームズ・ディーンとの友情を描き、デイン・デハーン、ロバート・パティンソンが共演した『ライフ』(2015)、ピンクフロイド、ピーター・ガブリエ
ル、ポール・マッカートニー、レッド・ツェッぺリンなど数々のロックミュージシャンのアルバムジャケットのデザインを手がけたアートグループ「ヒプノシス」のドキュメンタリー映画『ヒプノシス』(2023)などがある。
Venue 会場
嶋臺(しまだい)ギャラリー
- 開館時間
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10:00–18:00
※入場は閉館の30分前まで
- 休館日
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無休
- 住所
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京都市中京区御池通東洞院西北角
- アクセス
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地下鉄烏丸線または東西線「烏丸御池」駅1番出口から徒歩1分
- アクセシビリティー
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建物内への車椅子乗入れができません。入り口に段差がございます。
当会場にはバリアフリートイレはございません。靴を脱いでご入場いただきます。
キャッシュレス決済のみご利用いただけます。