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LEBOHANG KGANYE レボハン・ハンイェ

SOUTH AFRICA IN FOCUS

記憶のリハーサル

Presented by DIOR

キュレーター:マリナ・パウレンカ
セノグラファー:小西啓睦(miso)

東本願寺 大玄関

10:00–17:00 休館日: 無休

※入場は閉館の30分前まで

大人: ¥ 1,000

学生: ¥ 500 (学生証の提示をお願いします。)

パスポートチケット、単館チケットの詳細はこちら

ヨハネスブルグを拠点とするレボハンにとって、物語を紡ぐ営みとは、 言葉、写真、彫刻、そしてオーラル・ヒストリーを横断する多層的な表現である

記憶は行為の反復であり、時を超えて再訪する影である。記憶は、光となり、紙となり、木となり、姿を変えながら繰り返し立ち現れる。レボハン・ハンイェの「記憶のリハーサル」展は、4つの主要なシリーズによって構成されている。ハンイェはこれらの作品を通して、家族、国家、そしてアイデンティティの形成における不在、継承、想像力の役割について探究している。写真、シルエットのカットアウト、ライトボックスを用いたジオラマ、布のパッチワーク、彫刻的空間介入によって展開するハンイェの作品は、個人的なアーカイブを生きた没入的空間へと変容させる。そこでは過去と現在が共存している。
 来場者は、南アフリカ共和国の歴史、家族の歴史、そしてポストコロニアルの現実が重層的に絡み合ったナラティブ(物語)の中へと引き込まれる。ハンイェは自らのアーカイブの中に自分自身を繰り返し登場させ、先祖たちのシルエットに同化し、母親の服を身にまとい、その分身を演じる。こうした行為を通じて、ハンイェは語り手とその物語との間の距離を取り払い、記憶そのものをはかない行為の実践へと昇華させる。
 京都の最も重要な仏教寺院のひとつである東本願寺の木造建築の中で展示されるハンイェの作品は、数世紀にわたって受け継がれてきた職人の技巧と、木と紙を透過した光が生み出す詩との対話である。影、シルエット、そして物質的存在が日本的な美意識と響き合う。その繊細な階調は、谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』を思い起こさせる。ここでは、記憶が建築となり、歴史がリハーサルのように紐解かれていく──繰り返され、想像をかき立て、そして新たな経験を創出しながら。ハンイェが来場者に委ねるのは、ただ眺めることだけではない。記憶の中に入り込み、そのリズム、断絶、共鳴を感じること、そして現代の中に生き続けている過去を認識することなのだ。

文:マリナ・パウレンカ

©︎ Kenryou Gu-KYOTOGRAPHIE 2026

Gladys, 2022 © Lebohang Kganye

Setupung sa kwana hae II, 2013 © Lebohang Kganye

Woman in middle of night, 2022 © Lebohang Kganye

Fees 入場料

大人: ¥1,000

学生: ¥500 (学生証の提示をお願いします。)

会期中1回、全会場に入場できる特別パスポートチケットもございます。
詳しくはこちらをご覧ください。

artist アーティスト

Lebohang Kganye レボハン・ハンイェ

1990年南アフリカ生まれ。写真、歴史、リサーチ、演劇性、自伝性、詩的表現を重ね合わせ、時として彫刻的なインスタレーションに昇華するアーティストである。ベルリン写真美術館、テート・モダン、Foam(オランダ)、LE BAL(フランス)など著名な機関で展覧会を開催。主な受賞歴にドイツ証券取引所財団賞(2024)、ICPインフィニティ賞(2025)、Foamポール・ハフ賞(2022)などがある。ハンイェの作品は、メトロポリタン美術館、ポンピドゥー・センター、スミソニアン国立アフリカ美術館、ヴィクトリア&アルバート博物館、パリ市立近代美術館、ヒューストン美術館、ゲティ美術館、チャゼン美術館など、多くの美術館に収蔵されている。
現在MoMA(アメリカ)で開催中のグループ展「New Photography 2025: Lines of Belonging」に出展している。

Venue 会場

東本願寺 大玄関

開館時間

10:00–17:00

※入場は閉館の30分前まで

休館日

無休

住所

〒600-8505 京都市下京区烏丸通七条上る

アクセス

JR「京都」駅2番出口から徒歩10分、地下鉄烏丸線「五条」駅8番出口から徒歩5分

アクセシビリティー

建物内への車椅子乗入れができません。入り口および展示空間に段差や階段がございます。
当会場にはバリアフリートイレはございません。

靴を脱いでご入場いただきます。

キャッシュレス決済のみご利用いただけます。

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