2024.04.13 - 05.12

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受付終了

Kikuji Kawada 川田喜久治

見えない地図

Supported by SIGMA

キュレーター:高橋 朗 (PGI)
セノグラファー:おおうち おさむ (nano/nano graphics)

京都市京セラ美術館 本館 南回廊 2階

10:00–18:00 休館日: 4月15日・22日

※入場は閉館の30分前まで

パスポートチケット、単館チケットの詳細はこちら

大人: ¥ 1,200

学生: ¥ 1,000 学生証の提示をお願いします。

12. 川内倫子・潮田登久子展との2展示セットチケットもございます
大人: ¥ 2,000
学生: ¥ 1,600 学生証の提示をお願いします。

川田喜久治は、広島と長崎への原子爆弾の投下から20年後にあたる1965年に、敗戦という歴史の記憶を記号化するメタファーに満ちた作品『地図』を発表。このデビュー作はセンセーショナルな驚きとともに、自身の初期のスタイルを決定的なものにしました。以来現在に至るまで、常に予兆に満ちた硬質で新たなイメージで私たちの知覚を刺激し続けています。

本展では、戦後を象徴する「地図」、戦後から昭和の終わりを見届け、世紀末までを写す「ラスト・コスモロジー」、高度成長期に始まり、近年新たに同タイトルで取り組んでいる「ロス・カプリチョス」の3タイトルを一堂にご覧いただきます。この3作品はこれまでそれぞれ発表の機会を得ていますが、ここに寄り添う65年という長い時間がひとつの場所を構成するのは初めてとなります。
自身の感覚の中に時代の論理を見る川田の極めて個人的な視座が捉えた時間と世界は、如何にして観る者の世界にシンクロしていくのでしょうか。

「Source」には、起源やオリジンといった名詞のほかに、「入手する」という動詞の意味があるそうです。レイト・スタイルにおいて「見えない地図」を手に入れた写真家は、刻一刻と変化する現代の張り詰めたカタルシスを写し、写真というメディウムと、時代と場所を自在に行き来きし、「この時、この場所」を俯瞰しようとします。

©︎ Takeshi Asano-KYOTOGRAPHIE 2024

©︎ Takeshi Asano-KYOTOGRAPHIE 2024

©︎ Takeshi Asano-KYOTOGRAPHIE 2024

©︎ Takeshi Asano-KYOTOGRAPHIE 2024

Kikuji Kawada
From the series <span class="u-italic400">Los Caprichos, Near Far</span>
© Kikuji Kawada, Courtesy PGI

Kikuji Kawada From the series Los Caprichos, Near Far © Kikuji Kawada, Courtesy PGI

Kikuji Kawada
<span class="u-italic400">Helio-spot and a Helicopter</span>, Tokyo, 1990
From the series <span class="u-italic400">The Last Cosmology</span>    
© Kikuji Kawada, Courtesy PGI

Kikuji Kawada Helio-spot and a Helicopter, Tokyo, 1990 From the series The Last Cosmology © Kikuji Kawada, Courtesy PGI

Kikuji Kawada
From the series <span class="u-italic400">Shadow in the Shadow</span> 影の中の陰
© Kikuji Kawada, Courtesy PGI

Kikuji Kawada From the series Shadow in the Shadow 影の中の陰 © Kikuji Kawada, Courtesy PGI

Venue 入場料

パスポートチケット、単館チケットの詳細はこちら

大人: ¥ 1,200

学生: ¥ 1,000 学生証の提示をお願いします。

12. 川内倫子・潮田登久子展との2展示セットチケットもございます
大人: ¥ 2,000
学生: ¥ 1,600 学生証の提示をお願いします。

artist アーティスト

Kikuji Kawada 川田喜久治

1933年茨城県生まれ。 1955年、新潮社に入社。1959年に新潮社を退社しフリーランスとなる。奈良原一高、東松照明、細江英公、佐藤明、丹野章らと共に写真エージェンシー「VIVO」(1959-61年)を設立。敗戦という歴史の記憶を記号化するメタファーに満ちた作品「地図」を1965年に発表し、以来現在に至るまで、常に予兆に満ちた硬質で新しいイメージを表現し続けている。自身の作品を「時代の中の特徴的なシーンと自分との関係をとらえて表現し、その時の可能な形でまとめ上げ、その積み重ねから一つのスタイルが生まれてくる」と語る。近年はインスタグラムにて写真への思考を巡らせながら、日々作品をアップし続けている。

Venue 会場

京都市京セラ美術館 本館 南回廊 2階

開館時間

10:00–18:00

※入場は閉館の30分前まで

休館日

4月15日・22日

住所

〒606-8344 京都市左京区岡崎円勝寺町 124

アクセス

地下鉄東西線「東山駅」より徒歩約8分

京阪「三条駅」・地下鉄東西線「三条京阪駅」より徒歩約16分

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