Portfolio Review

KYOTOGRAPHIE
インターナショナル
ポートフォリオ レビュー 2023
Supported by FUJIFILM

今年で第8回目となるインターナショナル・ポートフォリオレビューは、写真業界のプロフェッショナルと写真家たちの出会いの場です。キュレーターやギャラリスト、フォトフェスティバルのディレクターや写真集の編集者など、国内外の写真業界の第一人者たちが一堂に集い、さらに国内現代アート業界からもレビュアーを招聘。多様化する写真の表現に対応した機会を作ります。

コロナ禍の影響下にあった2022年は、2日間で5カ国から19人のレビュアー、6カ国から52人の写真家が参加し、対面とオンラインの両方を組み合わせたハイブリッド方式で開催しました。今年は晴れて、対面のみでのポートフォリオレビューの開催となります。参加者たちは、世界的なアワードの受賞、国内外のギャラリーでの展示、誌面や電子版での掲載、写真集の販路獲得など、着実にチャンスを掴んでいます。世界のスペシャリストたちとの出会いは、見識が広がる、自己の新たな一面を見出すなど、今後の制作活動に有益な何かを得られる機会となるでしょう。

飛躍を目指す写真家、変化を求めている写真家にとって、またとない機会になることを願っています。 プロフェッショナルかアマチュアか、国籍、年齢など、一切問いません。みなさんの参加をお待ちしています。

開催日

2023.4.15(土) – 16(日) | 10:30 – 18:00 京都文化博物館本館6階
2023.4.17(月)| 10:30 − 13:00 DELTA / KYOTOGRAPHIE Permanent Space

4月17日はスケジュールの都合上、一部の海外レビュアーのみの開催となります。
対象レビュアー:ステファノ・ストール、サイモン・ベーカー、マリーゴールド・ウォーナー、フィオナ・シールズ

応募締切

2023年4月4日 23:59 (日本時間)

About the review レビューについて

1対1で行われる20分間のレビューと10分間のインターバルとで構成されます。応募時に提出された作品を審査の上、応募者の希望を元にKYOTOGRAPHIEが推薦するレビュアーが割り当てられます(3レビューを希望した場合は最低1人、5レビューを希望した場合は最低2人のレビュアーが割り当てられます)。なお、レビュアーによってレビュー数が異なります。最善は尽くしますが、すべてのご希望にはお応えできないことを予めご了承ください。

レビュー参加者にはレビュー会場に来ていただくことを参加の前提条件とさせていただきます。なお、レビュアー確定後に通訳が必要と判断される方は、基本的にはご自身で通訳者をご用意、ご同伴くださるようお願いいたします。KYOTOGRAPHIE側でも数名の通訳者(ボランティア)をご用意しますが、ご自身の作品の事前の共有やレビュー前の打ち合わせなどのアレンジは致しかねます。応募フォームに通訳希望有無の項目がありますので、そこにご入力ください。

  • © 2019 Naoyuki Ogino

    © 2019 Naoyuki Ogino

KYOTOGRAPHIE Award 2023 KYOTOGRAPHIE Award 2023

今年のポートフォリオレビューではふたつのアワードをご用意しています。
FUJIFILM Award
Ruinart Japan Award

ご応募いただいたポートフォリオの情報をもとに審査員による選考を経て各賞を決定し、4月16日のアワードセレモニーにて発表いたします。

FUJIFILM Award 1組

FUJIFILMによる選考を行い、最優秀者1名に賞品と副賞をお贈りします。
賞品 FUJIFILM X100V (カラー:シルバー)
副賞 フジフィルムスクエアにおける個展開催の権利:FUJIFILM AWARD受賞者は2023年秋、フジフイルム スクエア(六本木・東京ミッドタウン)のギャラリースペースで写真展を開催することできます。

Ruinart Japan Award 1組

審査員による選考を行い最優秀者1名を選出します。

受賞者は世界最古のシャンパーニュ・メゾン、ルイナールが運営するアーティスト・イン・レジデンスのプログラムに招聘されます。フランスのシャンパーニュ地方にあるルイナールのメゾンに滞在し、その体験を基に新しい写真作品シリーズを制作します。その作品は2024年のKYOTOGRAPHIEのメインプログラムの一つとして展示されます。

KYOTOGRAPHIE 2023 受賞セレモニー

会場:京都芸術センター2F 講堂
日時:2023年4月16日(日)19:00-21:00
参加方法:ポートフォリオレビュー参加者に向けて、後日セレモニー参加用のフォームをお送りいたしますので、そのページからお申し込みください。

■ポートフォリオレビュー
FUJIFILM Award
Ruinart Japan Award

■ KG+
KG+SELECT Award 2023
KG+ Discovery Award 2023

  • © Naoyuki Ogino

    © Naoyuki Ogino

Reviewers レビューアー

  • サイモン・ベイカー

    (英語)

    ヨーロッパ写真美術館館長

    レビュー:4/17

    サイモン・ベイカー

    (英語)

    ヨーロッパ写真美術館館長

    2018年5月よりヨーロッパ写真美術館(パリ)の館長を務める。以前はテート・モダン(ロンドン)のインターナショナル・アート部門、写真部門のシニアキュレーターとして、「Don McCullin」(テート・ブリテン 2019)、「Shape of Light」(テート・モダン 2018)、「Performing for the Camera」(テート・モダン 2016)、「Conflict, Time, Photography」(テート・モダン 2014)、「ウィリアム・クライン+森山大道」(テート・モダン 2012)などの展覧会をキュレーション。ヨーロッパ写真美術館にて最初に手がけたのは、2019年3月から開催されたココ・キャピタン展「Busy Living」とレン・ハン展「Love」である。美術史の博士号を持ち、2004年から2009年にはノッティンガム大学で美術史の准教授を務めた。『ジョージ・コンド:Painting Reconfigured』(テームズ&ハドソン 2015)など、美術史に関する書籍の著作も多数刊行されている。近年刊行した書籍や書評では、ココ・キャピタン、アントニー・ケインズ、片山真理、マヤ・ロシャについて執筆した。

  • 太田睦子

    (日本語)

    IMAエディトリアル・ディレクター

    太田睦子

    (日本語)

    IMAエディトリアル・ディレクター

    1968年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、サントリー広報部、『マリ・クレール』編集部を経て、『エスクァイア』『GQ』などでアート、写真、文学、旅、ライフスタイル、食などのジャンルを担当。その後、フリーランス編集者として、雑誌や単行本の編集、アートプロジェクト、美術館のカタログ制作などに携わる。2021年にアート写真雑誌『IMA』を創刊。エディトリアルディレクターとして、雑誌・写真集・展覧会を手がけるほか、東京・天王洲のIMA Galleryも運営。浅間国際フォトフェスティバルのエキシビションディレクターも務める。

  • フィオナ・シールズ

    (英語)

    Guardian紙写真部長

    レビュー:4/16,17

    フィオナ・シールズ

    (英語)

    Guardian紙写真部長

    フィオナ・シールズは、さまざまな新聞社で 20 年以上の写真編集の経験を持ち、キュレーター、フォトジャーナリズムの講演者、写真コミュニティの指導者でもある。Guardian紙の写真編集者を 10 年間務めた後、Guardian News and Media Group の写真担当責任者を務めた。キャリアを通じて、9/11 を取り巻く出来事、世界中の紛争、大規模な自然災害、難民の増加に起因する人道危機など、現代の最も歴史的なニュース記事のいくつかの報道に携わっている。さらにWorld Press Photo、Sony World Photography Awards、The Carmignac Photojournalism Award、The Taylor Wessing Portrait Prize など、数多くの著名で重要な写真賞の審査もしており、権威ある Prix Pictet Prize の定期的なノミネーターでもある。

  • 片岡英子

    (日本語/英語)

    フォトエディター
    キュレーター

    片岡英子

    (日本語/英語)

    フォトエディター
    キュレーター

    2004年『Newsweek日本版』に写真で世界を伝える連載「Picture Power」を新設し、通算900回を越え、今年19年目を迎えた。2014年には写真集『10 Years of Picture Power 写真の力』を出版。World Press Photo Contestのアジア地域審査員長と最終審査員、Sony World Photography Awardsの最終審査員、写真集『A Day in the World』(米、スウェーデン、スペインなど6カ国、2012)の共同編集などに携わり、FotoFest(米)、New York Portfolio Review(米)、Visa pour l'Image(フランス)、Hamburg Portfolio Review、など、海外のポートフォリオ・レビューにも多く招聘されている。東京工芸大学芸術学部非常勤講師

  • 木村絵理子

    (日本語/英語)

    横浜美術館主任学芸員

    木村絵理子

    (日本語/英語)

    横浜美術館主任学芸員

    2000年より同館勤務、2005年展から横浜トリエンナーレに携わり、2020年展では企画統括を務める。近年の主な展覧会企画に、「Identity XVII ―拡張家族―」(nichido contemporary art, 2021)、”HANRAN: 20th-Century Japanese Photography”(National Gallery of Canada、2019)、「昭和の肖像:写真でたどる『昭和』の人と歴史」(横浜美術館、2017/アーツ前橋、2018)、「BODY/PLAY/POLITICS」(2016)、「蔡國強:帰去来」(2015)、「奈良美智:君や 僕に ちょっと似ている」展(横浜美術館、青森県立美術館、熊本市現代美術館、2012)、「高嶺格:とおくてよくみえない」展(横浜美術館、広島市現代美術館、IKON Gallery、鹿児島県霧島アートの森、2011)、「束芋:断面の世代」展(横浜美術館、国立国際美術館、2009-10)ほか。この他、關渡ビエンナーレ・ゲストキュレーター(2008、台北)、釜山Sea Art Festivalコミッショナー(2011)など。

  • ステファノ・ストール

    (英語/フランス語)

    Images Vevey キュレーター兼ディレクター

    レビュー:4/17

    ステファノ・ストール

    (英語/フランス語)

    Images Vevey キュレーター兼ディレクター

    ステファノ・ストール(スイス、チューリッヒ在住)は Images Vevey の創設者、ディレクター、チーフキュレーター。Images Vevey はビエンナーレ、写真賞、展示空間、出版の4つの活動を軸にしている。2008年の創設以来、ストールはビエンナーレで歴史的な屋外展示をつくりだしてきた。2年にいちど、ヴヴェイの街の通りや公園、湖、また美術館やギャラリーなどの建物の内外の壁面、時に展示空間としては考えにくい場所も使いながら、それらのロケーションに特化した見せ方で視覚芸術を紹介している。ヨーロッパで最も歴史ある写真芸術の助成目的のフォトコンペのひとつである Grand Prix Images Vevey を管理する傍ら、現代写真表現の為の空間 L’Appartement – Espace Images Vevey も設立し、展示のキュレーションもおこなっている。最近では独創的なエディトリアルプロジェクトを援助する為の Images Vevey Book Award も立ち上げた。AICAのメンバーであり、文化政策、ビジュアルアート、写真に関する執筆活動や国際的な写真賞の審査員や審査委員長も務めている。

  • ロンロン&インリ

    (日本語/中国語)

    写真家、三影堂撮影芸術中心(北京・廈門)創設者、ジメイ×アルル国際写真祭発起人

    ロンロン&インリ

    (日本語/中国語)

    写真家、三影堂撮影芸術中心(北京・廈門)創設者、ジメイ×アルル国際写真祭発起人

    中国写真芸術の先駆者である榮榮(1968年生)と、日本人写真家の映里(1973年生)は2000年より、「榮榮&映里」として北京で共同制作を開始。中国における写真表現のけん引役を担っている。2007年、中国・北京の草場地に中国発となる写真専門の現代写真センター「三影堂撮影芸術中心」を設立。中国における現代写真芸術の発掘、普及、発展のためのプラットフォームとなることを目指し、年間を通してさまざまな展覧会やプログラムを行なっている。

  • 姫野希美

    (日本語)

    赤々舎代表取締役・ディレクター

    姫野希美

    (日本語)

    赤々舎代表取締役・ディレクター

    2006年に赤々舎を設立。写真集、美術書を中心に200冊余りの書籍を刊行。第33回木村伊兵衛賞の志賀理江子『CANARY』、岡田敦『I am』、第34回同賞の浅田政志『浅田家』、第35回同賞の高木こずえ『MID』『GROUND』、第38回同賞の百々新『対岸』、第40回同賞の石川竜一『絶景のポリフォニー』『okinawan portraits 2010-2012』、第43回同賞の藤岡亜弥『川はゆく』などがある。2018年より大阪芸術大学教授。

  • 後藤由美

    (日本語/英語)

    インディペンデントキュレーター

    後藤由美

    (日本語/英語)

    インディペンデントキュレーター

    東京を拠点に活動するインディペンデントキュレーター。写真に関する総合的なプロデュース、キュレーション、写真編集、出版、リサーチ、コンサルティング、教育、人材育成などにも関わる。重点テーマは、紛争、現代社会問題、人権侵害、女性問題など。これまでの実績として、NGO、人道支援・人権擁護団体などの写真を使ったキャンペーンや出版、また国際的な写真賞、フォトフェスティバル、イベントの審査、ノミネーション、キュレーション及びプロデュースなど多数。写真に関連した多目的な活動を行う「リマインダーズ・フォトグラフィー・ストロングホールド」(RPS、東京・墨田区に創設)の共同運営人でありキュレーター。2020年より「RPS京都分室パプロル」を設立、活動を開始する。

  • 綾智佳

    (日本語)

    The Third Gallery Aya代表、日本写真芸術協会理事、大阪国際メディア図書館理事

    綾智佳

    (日本語)

    The Third Gallery Aya代表、日本写真芸術協会理事、大阪国際メディア図書館理事

    大阪生まれ。
    1996年The Third Gallery Aya 設立、ギャラリーオーナーディレクター。
    石内都、山沢栄子、岡上淑子、今井寿恵、ジョー・スペンス、牛腸茂雄、阿部淳、楢橋朝子、児玉房子、渡邊耕一、稲垣智子、垣本泰美、川北ゆう、石川竜一などの展覧会を開催。写真及び現代美術を取り扱う。
    世界最大の写真のアートフェア「Paris Photo」やアジア最大の現代美術のアートフェア「Art Basel in Hong Kong」にも参加し、日本以外の場所でも、作品を紹介している。

  • 河内タカ

    (日本語/英語)

    便利堂 海外事業部ディレクター

    河内タカ

    (日本語/英語)

    便利堂 海外事業部ディレクター

    高校卒業後、サンフランシスコのアートカレッジに留学。NYに拠点を移し展覧会のキュレーションや写真集を数多く手がけ、長年に及ぶ米国生活を終え2011年帰国。2016年に海外での体験をもとにアートや写真のことを書き綴った著書『アートの入り口 アメリカ編』と続編となる『ヨーロッパ編』(共に太田出版)、さらに2019年に『芸術家たち』、2020年にはその続編となる『芸術家たち 2』(共にアカツキプレス)を刊行した。現在は創業135年を迎えた京都便利堂にて写真の古典技法であるコロタイプの普及を目指した様々なプロジェクトに携わっている。

  • アンマリー・ゼゾフ

    (英語)

    IBASHO Gallery
    共同設立者、ディレクター
    インディペンデント・キュレーター

    アンマリー・ゼゾフ

    (英語)

    IBASHO Gallery
    共同設立者、ディレクター
    インディペンデント・キュレーター

    1971年オランダ生まれ。ベルギー、アントワープの IBASHO ギャラリーの共同創設者でディレクター、インディペンデント・キュレーター。アムステルダムで10年間法務官として勤務したのち写真へ転向する。アムステルダムの Fotoacademie とロンドンの Sotheby’s Institute of Art で学び、University of Manchester で写真学の修士号を取得。ロンドンで6年余り暮らし、James Hyman Gallery でインターンを終えた後アントワープに移り夫のマーティン・ファン・ピーターセンとともに日本写真を専門に扱うギャラリーを始める。2015年3月の開廊以来、IBASHO ギャラリーでは58の展覧会が行われ、Paris Photo、Photo London、UNSEEN(アムステルダム)、Photo Basel、IBASHO がメンバーである AIPAD New York などのフォトフェアに参加。また、Art Paris、SPARK(ウィーン)、Art Antwerp にも参加している。2019年9月以降はフランスの出版社 (M) èdition と21冊の書籍を共同出版している。キュレーターとしては主に日本写真を扱うプロジェクトに関わっている。オランダはライデン市の日本博物館シーボルトハウスでは Japanese Nudes (2019年)と Wabi-sabi, Japanese aesthetics in photography and ceramics (2022年)のふたつの展示をキュレーションした。

  • アルムデナ・ハヴァレス

    (英語/スペイン語/フランス語)

    インディペンデントキュレーター、芸術文化プロジェクトマネージャー

    アルムデナ・ハヴァレス

    (英語/スペイン語/フランス語)

    インディペンデントキュレーター、芸術文化プロジェクトマネージャー

    インディペンデント・キュレーター、芸術文化プログラムのマネージャーであるアルムデナ・ハバレスは、パリ第8大学で国際文化プロジェクトマネージメントの修士号を、そしてマドリード・コンプルテンセ大学で人文主義的文学の修士号をそれぞれ修了。主にヨーロッパと南米において芸術祭のプログラムの考案、キュレーション、学際的な文化プロジェクトのマネージャーとしてのキャリアを築く。スペインのFundación ContemporáneaやLa Fábricaの展示・芸術祭部門にてPHotoEspañaの企画運営に携わる。マドリッドで開催されたNoche de los Librosや、トゥーロンで開催されたFête du Livre de Var、Eñe Madrid FestivalやEñe América Festivalなどの文学祭のコーディネーターも歴任した。また、国際文化の推奨や協力に主軸をおくスペイン国際開発協力庁(AECID)の科学文化外交部門や、空間造形や視覚芸術に特化し付属の写真ギャラリーに定評があるブエノス・アイレス大学文化センターにて芸術プログラムのコーディネーターとしても活動。文化、ジェンダー、人権問題に取り組む非政府団体とも協働している。フリーランスのキュレーターとしてスペイン、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、チリ、ペルーなどで写真、美術、舞台芸術、そして文学プロジェクトも手がける。現在は博物館学や博物館展示のキュレーションに没頭している。

  • 中村史子

    (日本語)

    愛知県美術館学芸員

    中村史子

    (日本語)

    愛知県美術館学芸員

    愛知県美術館主任学芸員。国際芸術祭あいち2022キュレーター 。
    東海圏から関西圏を拠点に活動。専門は視覚文化、写真、コンテンポラリーアート。2007年より愛知県美術館に勤務。美術館で担当した主な展覧会に「放課後のはらっぱ」(2009)、「魔術/美術」(2012)、「これからの写真」(2014)がある。また、美術館では若手作家を個展形式で紹介するシリーズ「APMoA Project, ARCH」(2012-2017)を立ち上げた他、2015年より日本と東南アジアのキュレーターが協働で調査、展覧会企画を行う美術プロジェクト「Condition Report」(国際交流基金主催)に参加し、2017年にはタイのチェンマイにてグループ展「Play in the Flow」を企画、実施した。

  • ソン・ヒョンジョン

    (英語/韓国語)

    キュレーター、ソウル市 文化本部(ソウル市立写真美術館)

    ソン・ヒョンジョン

    (英語/韓国語)

    キュレーター、ソウル市 文化本部(ソウル市立写真美術館)

    写真キュレーター、。ソウル美術館内に韓国初の公立写真センターを設立する為、2016年より主に韓国内の写真コレクションや研究を充実させる活動をしてきた。写真媒体を介した現代美術的な表現や、特に写真や芸術の主流から疎外されてきた作品や作家たちに焦点を当てている。最近では、2022年ソウル美術館写真センターの開館前企画でおこなわれた The Printed World 展をキュレーションした。2012年大邱国際写真祭にてPhotographics 展、2013年から2015年にはソウル写真祭での Portraits of our time 1883~2013 展(2013)、 The Birth of Seoul’s Visual Space: Hanseong, Gyeongseong, Seoul 展(2014)、The Photographers in the Library 展(2015)にてコーディネーターとキュレーターを務めた。また韓国の現代美術書出版社であるIANNBOOKSにて編集マネージャーも務めている。

  • マリア・ピア・ベルナルドーニ

    (英語)

    キュレーター、プロジェクトオーガナイザー

    マリア・ピア・ベルナルドーニ

    (英語)

    キュレーター、プロジェクトオーガナイザー

    キュレーター、異文化交流プロジェクトのオーガナイザー。法学出身の経歴から、社会的影響力が強い、地域に根ざしたプロジェクトを手がけている。ヨーロッパとアフリカの文化間に存在する境界やステレオタイプの超越を目指すプロジェクトを推進している。キュレーター、コンサルタント、時にアーティストの代理人として、西アフリカの国々のアーティストや団体との協働の経験を通して、彼らとの間に確固たる信頼とネットワークを築いている。これまでにAfrican Artists’ Foundationの国際展やLagosPhotoフェスティバルのキュレーターを務めており、LagosPhotoフェスティバルでは2015年から2019年までキュレトリアルチームの一員でもあった。2016年にはブリュッセルのボザー美術館で開催された「Day your Lane」展の共同キュレーションやアルル国際写真祭の「Tear my Bra」のキュレーションをしている。2017年には写真家パトリック・ウィルコックのコミュニティアートプロジェクト「My Story is a Story of Hope」のアドバイザー兼プロジェクトマネージャー。2018年には自身の着想・ディレクションによる短編映画「If I Left My Country」で亡命希望者やフランス市民へのインタビューを撮影しアルル国際写真祭で上映されている。また同年ミラノのリッタ宮にて開催された「AfricAfrica」展のキュレーションをおこなうなど、活動は多岐にわたっている。2020年よりブライトン大学の客員研究員として学術界とアート界の革新的な協働の構築を目指している。

  • マリーゴールド・ウォーナー

    (英語/日本語)

    フリーランスアートライター・エディター

    レビュー:4/16, 17

    マリーゴールド・ウォーナー

    (英語/日本語)

    フリーランスアートライター・エディター

    アートや文化を主に取材するフリーランスのライター。British Journal of Photographyの電子版・プリント版の副編集長を5年勤めたのち、今春に拠点をロンドンから東京に移す。BJP以外ではこれまでにTelegraph Magazine、Dazed & Confused、Elephant、Huck、Gal-dem、Disegno、The Face、Architects Journalなどに掲載。またLeica、Wateraid、Adidas、Panasonicなどのキャンペーンとクリエイティブコンテンツ面で協働している。

  • 村上仁一

    (日本語)

    雑誌「写真」編集長

    村上仁一

    (日本語)

    雑誌「写真」編集長

    1977年、東京生まれ。第16回写真「ひとつぼ展」グランプリ、第5回 ビジュアルアーツフォトアワード大賞を受賞。写真集『雲隠れ温泉行き』『地下鉄日記』を出版。2008年から2021年まで雑誌『日本カメラ』の編集部に在籍。写真家の作品集や書籍の編集にも携わる。2021年、合同会社PCTを立ち上げ、webサイトPhoto&Culture,Tokyoの運営、2022年1月に創刊した新雑誌  『写真(Sha Shin)』 の編集長を務める。

  • 小林美香

    (日本語/英語)

    写真研究家

    小林美香

    (日本語/英語)

    写真研究家

    写真やジェンダー表現に関連する記事の執筆や、翻訳を行うほかに、レクチャー、ワークショップ、展覧会の企画、コンサルティングなどを手がける。九州大学、東京造形大学非常勤講師。

  • 窪山洋子

    (日本語)

    ブルームギャラリー代表

    窪山洋子

    (日本語)

    ブルームギャラリー代表

    福岡生まれ、大阪在住。2009年にブルームギャラリーを設立。
    AOKI takamasa、上野王香、大坪晶、新山清、林直、辺口芳典など、西日本にゆかりのある作家を中心に取扱う。また、震災後の経験から、写真を残す「場」や「仕組み」づくりの必要性を感じ、近年は、国内外のギャラリーや作家と連携しながら交流展を行う他、地域に散逸する写真を集めるプロジェクトや物故作家のアーカイブプロジェクトを行うなど、写真を軸に幅広い活動を行っている。

Basic Information 概要

日時

2023.4.15(土) – 16(日) | 10:30 – 18:00 京都文化博物館本館6階
2023.4.17(月) | 10:30 − 13:00 DELTA / KYOTOGRAPHIE Permanent Space

*4月17日はスケジュールの都合上、一部の海外レビュアーのみの開催となります。
対象レビュアー:ステファノ・ストール、サイモン・ベーカー、マリーゴールド・ウォーナー、フィオナ・シールズ

申込費

一律 ¥1,000

参加費

3 レビュー: ¥25,000 5 レビュー:¥35,000

参加費(学割)

3 レビュー: ¥15,000 5 レビュー:¥25,000

※1レビューあたり20分
※レビュー参加者にはレビュー日に会場受付にて
KYOTOGRAPHIE 2023のパスポートチケット(メイン会場に各1回ずつ入場可)をお渡しします

会場

4.15-16
京都文化博物館本館6階
〒604-8183 京都市中京区三条高倉
地下鉄「烏丸御池駅」下車【5】番出口から三条通りを東へ徒歩3分 
阪急「烏丸駅」下車【16】番出口から高倉通りを北へ徒歩7分 
京阪「三条駅」下車【6】番出口から三条通りを西へ徒歩15分 
JR・近鉄「京都駅」から地下鉄へ
市バス「堺町御池」下車、徒歩2分

https://www.bunpaku.or.jp/info/access/

4.17
DELTA / KYOTOGRAPHIE Permanent Space
〒602-0826 京都市上京区桝形通寺町東入三栄町62
京阪「出町柳」駅5番出口から徒歩5分

https://delta.kyotographie.jp

※ポートフォリオレビューに関する問い合わせは portfolio.review@kyotographie.jp まで。
※会場へのお電話でのお問い合わせはご遠慮ください。

応募締め切り

2023年4月4日 23:59 (日本時間)

Application Process レビュー応募申し込みの流れ

01
ウェブ上のエントリーフォームに必要事項と応募用写真を入力し、申し込み料(一律1,000円)をお支払いいただきます。
応募締め切りは日本時間の2023年4月4日23:59です。
02
応募締め切り終了後、レビュー参加のための事前審査をKYOTOGRAPHIEチームで行います。
03
本エントリーにて、2つのアワード(FUJIFILM Award 及びRuinart Japan Award)の審査も同時に行われます。
04
4月4日以降できるだけ早急に事前審査の通過可否のお知らせをいたします。また審査通過者にはレビュー費用を期日までにお支払いいただく連絡もいたします。
05
レビュー費用をお支払い確認後、希望レビュアーとのスケジュールを確定し、お知らせいたします。
なお、レビュアーによってレビュー数が異なります。最善は尽くしますが、すべてのご希望にはお応えできないことを予めご了承ください。
(3レビューを希望した場合は最低1人、5レビューを希望した場合は最低2人のレビュアーが割り当てられます。)

申し込み