フォトジャーナリストでドキュメンタリー映画作家のサミュエル・ボレンドルフは、2019年のミッション マイクロプラスチックでタラ号に乗船したアーティストの一人です。海を汚染するマイクロプラスチックに関する写真作品「Les larmes de sirènes」を制作しました。
サミュエル・ボレンドルフ
1974年生まれ。フォトジャーナリスト。1999年から2010年まで、Œil Public Agencyのメンバー。ルイ・リュミエール校(フランス)で写真技術を学ぶ。パリの美術学校で学び作品の形式美についてより造詣を深め、審美眼を身につける。その後フリーランスフォトグラファーとして、ドキュメンタリー作品を発表。病院、学校、警察、刑務所などの社会問題を取り上げる一方で、環境汚染など目に見えない問題にも取り組んでいる。2018年に世界を一周し、化学、鉱業、原子力産業など、21世紀に人間によって汚染された世界各国の地域に焦点を当てた作品「Contaminations」を制作。何十年、何百年にもわたって生物の生息に適していない地域に変えてしまった、救いようのない産業汚染の事例を取り上げている。